【大学生向け】日本美術史入門編おすすめ本6選 - 大学生の下剋上勉強法

【大学生向け】日本美術史入門編おすすめ本6選

大学生の勉強

(※この記事でわかること)
主に大学生に向けて、日本美術史の基礎について学ぶことができる、おすすめ本を紹介しています。

はじめに

みなさん、こんにちは。たいやきです。

突然ですが、みなさんは日本美術史に興味はありますか?

筆者は、青森県の「ねぷた祭り」、「ねぶた祭り」がとても好きで、その山車で描かれる、またはつくられる戦いの構図などがとても好きでした。

その影響を受け、幼少の頃から浮世絵(武者絵)にはまっており、今でもよく美術館や博物館に行っています。

また、筆者はかつて大学の文系学部に属していたのですが、そこではよく美術史関連の講義を受けていました。

そこでは、絵画の題名や作者、絵の技法といった絵の見方について勉強していたのですが、なかでも

・なぜこの絵が描かれたのか

・絵に隠されている意味とは?

など、社会との関わりから絵画を読み解くという視点があることを知り、美術史にはたくさんの見方があるのだと感じ面白い!と感じました。

最近では、ビジネス本などでも美術作品が取り挙げられることがあり、ビジネスパーソンの教養として絵画、またはその見方について知っておいた方がいいという意見もみられます。

趣味として、または社会で求められる教養として、美術史の勉強は大変有用であるといえます。

今後のあなたの人生を実り多いものにするため、美術史を学んでみてはどうですか?

今回は、そんな美術史について学べる入門書について、紹介していきます。

なお、美術史といっても、様々なジャンルがありますが、今回は日本美術史について、主に入門書として楽しめるような本を紹介していきます。

日本美術史入門編おすすめ本6冊

辻惟雄ほか『日本美術史ハンドブック』

まずは、この『日本美術史ハンドブック』です。

この本は、多数の執筆者からなり、縄文時代から現代にかけての主要な作品1つずつに詳細な解説が書かれています。

各作品の説明を担当されている方々は、日本美術史のそれぞれのジャンルの第一線で活躍されている方々なので、1つずつの絵画の見方や情報について大変詳しく知ることができます。

時代別に日本美術の変遷をたどることができ、入門書、概説書として役立つ1冊です。

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辻惟雄『奇想の系譜』

次は、日本美術史の大家、辻惟雄先生の『奇想』シリーズの1つ、『奇想の系譜』です。

この本では、岩佐又兵衛や狩野山雪、伊藤若冲など近世日本美術史で重要な画家達が取り挙げられています。

これらは今でこそ有名になった画家ですが、かつてはほとんど評価がされていませんでした。

そんな状況のなか、戦後において辻先生がこれらの画家を発見し、再評価を試みたのです。

この本では、それぞれの画家ごとに1章ずつ設けられ、主要作品とその変遷について書かれています。

そして、1つの絵画作品に対して多角的な視点からアプローチし、多様な情報が引き出されて説明されています。

実は、筆者は青森県の「ねぷた祭り」や「ねぶた祭り」が好きで、幼少からよくいろんな絵を見ていたのですが、この本で取り挙げられた画家たちの絵が、山車によく描かれていました。

それまで筆者は何も知らなかったのですが、この本とであった、はじめてこれらの画家の絵がモデルだったのか、と大学在学中に気づきました。

そんなことからこの本に興味を持ち、読んだのですが、各画家や作品についてはもちろんのこと、

「1つの作品からこんなに多くの情報を知ることができるのか」

と、筆者にとっては得るものが大きく、とても感銘を受けました。

辻先生の文章はとても面白く、わかりやすいので、初心者でもおすすめです。

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辻惟雄『奇想の図譜』

次も、辻先生の本。こちらは、上記の『奇想の系譜』に続く『奇想の図譜』という本です。

こちらも近世を対象としているのですが、葛飾北斎や白隠、写楽など、また『奇想の系譜』とは異なった画家たちが取り挙げられています。

特に、この本で重要なのは、辻先生が日本美術を特徴づけるものとして捉えている「あそび」「かざり」について、上記の画家たちがどのように表現しているか、といった点について考察している点でしょう。

日本美術の特色を知ることは、「日本人とは何か」といった点について考えることにもつながります。

美術史という観点から、私達日本人のルーツについて考えることができる1冊です。

また、海外の作品との関係性、つながりについて考えながら作品を解説している点もとても興味深いです。

海の向こうとの意外なつながりを、絵画を通してしることができる大変刺激的な1冊となっています。

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辻惟雄『奇想の発見 ある美術史家の回想』

こちらは、ちょっとした番外編です。

この『奇想の発見』は、上記の『奇想』シリーズの著者である辻先生のこれまでの人生について、ご本人が振り返っている内容となっております。

今では有名になった岩佐又兵衛や伊藤若冲が、どのような経緯で発見されることになったのか。

辻先生のユーモアな文章を通して、知ることができます。

興味がある形は、『奇想』シリーズと合わせて、ぜひ読んでみてください。

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山口晃『ヘンな日本美術史』

次は、この本。『ヘンな日本美術史』という本です。

この本で取り挙げられているのは、鳥獣戯画から河鍋暁斎といった平安時代から近代までの画家・作品です。

著者の山口さんは現代で活躍されている画家であり、実際に絵を描く人からみた絵画の評価について知ることができます。

筆者は、この本を通じて、各画家の絵画技法が具体的にどのように変化し、またそれがどのような効果を生み出しているのか、といった、比較的踏み込んだ部分について勉強できました。

この本を読む事で、絵画の見方(特に技法的な部分)が、かなり変わると思います。

画家ならではの視点から、大変わかりやすい解説がされており、筆者にとって結構得るものが多かったように感じます。

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古田亮『日本画とは何だったのか』

最後に、この『日本画とは何だったのか』です。

筆者は、近世から近代にかけての日本美術作品が好きで、興味があったので読んでみました。

この本では、「クレオールとしての日本画」をキーワードに、日本美術と海外との関係性について、近世までは中国の影響があったのが、この時代を境に西洋の技法を取り入れるようになる、という点を指摘し、その変革に関する作品について取り挙げ、考察を試みています。

クレオールとは、2つのものが異種混交して母体が変化するというもの。

わかりやすい例として、言語があげられます。

バイリンガルとは、2つの言語を話すことができる人を指しますが、各言語間では影響し合うことがないので、クレオールとは言いません。

これに対し、植民地での言語というのは、民主国の言語と現地語が混成してできあがるので、クレオール言語といわれます。

このように、日本画は近世までは中国と、それ以降は西洋と交わりながら独自の文化を作り上げてきましたが、その変遷について当時の社会状況をふまえつつ述べられています。

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おわりに

みなさん、いかがでしたか?

1つの美術作品には多様な情報が隠されています。

その情報の引きだし方を知ることは、よりよい日常生活での生き方にもつながるはずです。

美術史の勉強を通して、絵画作品の見方や、美術史的な考え方を学んでみませんか?

なお、西洋美術史の入門書としておすすめの本を紹介した別の記事もありますので、ぜひご覧ください。

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