【元考古学専門修士卒が教える考古学新刊紹介】富岡直人著『入門欧米考古学』について - 大学生の下剋上勉強法

【元考古学専門修士卒が教える考古学新刊紹介】富岡直人著『入門欧米考古学』について

大学生の勉強

はじめに

みなさんこんにちは、たいやきです。

今回は、考古学の新刊として、富岡直人氏の『入門欧米考古学』をご紹介していきたいと思います。

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考古学を学ぶ方であれば、世界の考古学の流れに目を向けてみるのも良いかもしれません。

この本では欧米諸国の考古学史についてまとめられておりますので、各地域における考古学の展開が把握できます。

日本で生活し、日本で考古学をおこなっていると、なかなか日本の考古学を相対化させることができず、独善的な方法論に陥ってしまう可能性があります。

世界の考古学のスタンダードを意識しながら研究していくためにも、本書を通して世界の考古学を意識してみるのも良いかもしれません。

『入門欧米考古学』について

まずは、本書の目次についてみていきましょう。

第1章 欧米考古学への誘い-日本からの概観-

第2章 古典考古学の醸成

第3章 人類誌の発展観

第4章 型式学と歴史観

第5章 考古科学とプロセス考古学

第6章 注範囲理論・考古科学の展開

第7章 ポスト・プロセス考古学と考古科学の応用

第8章 構造主義考古学・認知考古学・ジェンダー考古学

第9章 ヨーロッパの新石器時代

第10章 ヨーロッパの新石器時代の土木事業とモニュメント

第11章 ヨーロッパの青銅器時代・鉄器時代

第12章 ギリシャ・ローマ文明

第13章 宗教と考古学

第14章 北アメリカとメソアメリカの考古学

第15章 南アメリカの考古学

附章 欧米考古学の理解を深めたい方へ

このようになっています。

上記のように、考古学の基本的な学史をおさえたながら、海外の諸国における考古学の展開、およびその特徴について紹介されています。

本書を読む事で、考古学という学問そのものを、一度離れた視点から眺めることが可能になります。

この本では、1冊で、これまでの考古学史において現代の考古学はどのような特徴をもっているか、といった縦の軸と、同時並行で各国はどのような特徴を持つ考古学を展開しているのか、といった横の軸の2つの観点から考古学を把握することが可能です。

おわりに

みなさん、いかがでしたか?

考古学という学問を理解するにあたって、その学史と諸外国の様相を知っておくことは重要です。

みなさんも、興味があったら、ぜひ読んでみてください。

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