【元考古学専門修士卒が教える】考古学ってどんな学問なの? - 大学生の下剋上勉強法

【元考古学専門修士卒が教える】考古学ってどんな学問なの?

大学生の勉強

(※この記事でわかること)
この記事では、考古学という学問がどのようなものか、について、わかりやすくまとめています。

はじめに

みなさんこんにちは、たいやきです。

みなさんは、考古学がどういう学問か、知っていますか?

今回は、考古学という学問の特徴について、あらゆる観点からまとめていきます。

考古学には、あらゆる側面があります。たとえば、

・過去の財宝を発見すること。

・科学者が細心の注意を払っておこなう研究。

・創造的イマジネーションを働かせること。

・略奪や不注意がもたらす破壊から世界の文化遺産を保護する仕事。

このように、あらゆる側面を持つ学問といえますね。

また、考古学は、フィールドに飛び出しての肉体的労働と、書斎や研究所における知的活動という2つの研究によって構成されているという点も特徴です。

または、私たち自身と私たちの過去を探究する学問でもあります。

では、この考古学は、同様に人間の物語に関心を抱く人類学や歴史学とはどのような関係にあるのか?

また、考古学自体は科学であるのか?

そして、過去が政治的目的に利用されている現在において、考古学者の責任とは何か?

以下では、こんな点について考えていきます。

他分野との関係性

考古学と他分野との関係性について、みていきましょう。

ます、人類学との関連についてみていきます。

人類学は、生物人類学、文化人類学、考古学より構成されています。

また、考古学は文化人類学の過去形ともいわれます。

なお、考古学的データの解釈に関しては民族誌(文化人類学の一部)を援用することもあります。

これは、現存する文化に関する研究を用いて過去の物質文化を説明しているというように捉えることができます。

次ぎに、歴史学との関連についてみていきましょう。

考古学は、人類学に加えて、歴史学のなかにも含まれます。

そのなかで、考古学は文献史料の有無を問わず幅広い時代を対象とすることが可能です。

このように、考古学は、様々な他分野と関連しているといえます。

考古学は科学であるか

考古学の研究法は、文献史料とは異なり、対象となる遺物は何も語りません。

そのため、研究者が意味をくみ取る必要があります。

また、その方法のプロセスは、研究対象データの収集→実験→仮説→実験→モデル構築

というようになっています。

これは、自然科学と類似したアプローチといえます。

この点から、考古学は人文学であると同時に自然科学でもあるといえますね。

分野の多様化

考古学は、上記の性格から他分野との関係性を有するとともに、あらゆる時代を対象とすることができるという特質を持っています。

そのなかで、考古学は分野の多様化が生じていきました。

例えば、環境考古学や動植物考古学など、年代を縦断する専門分野が生じました。

別の記事では、環境考古学動物考古学植物考古学などのおすすめ本を紹介しています。

また、現代社会を対象とする考古学も出現しています。

別の記事で、近現代考古学のおすすめ本を紹介しています。

考古学の目的と課題

次ぎに、考古学の目的と課題についてみていきます。

考古学の原則は、考古資料の分析に基づき、過去における人類の生活様式を復元する、というものです。

あらゆる目的のもとで、あらゆる課題が連続的に出現します。

そして、それらに対応するために多様な考古学の方法が実践されてきました。

したがって、考古学全体の哲学は私達が設定する課題とそれを取り扱う枠組みの中にこそ包含されていると捉えられるといえるでしょう。

これらの点をふまえ、現代の考古学者は課題の設定やそれに対するアプローチ、またはそこから得られる解答、つまり考古学の方法論を理解しておく必要があります。

おわりに

みなさん、いかがでしたか?

考古学は、多様な分野と関連しながら、複雑な性格を持っている学問なのです。

また、それゆえに、多くの魅力を秘めた学問であるといえるでしょう。

みなさんも、魅力的な考古学の世界に触れてみませんか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました