【元考古学専門修士卒が教える】沖縄の歴史について - 大学生の下剋上勉強法

【元考古学専門修士卒が教える】沖縄の歴史について

大学生の勉強

(※この記事でわかること)
この記事では、独特の変遷をたどった沖縄の歴史について、簡単に紹介しています。

はじめに

みなさん、こんにちは、たいやきです。

みなさんは、沖縄の歴史と聞くと、どのようなイメージをいだきますか?

今(2022年5月)では、朝ドラでちむどんどんが放送されており、昭和期の沖縄のイメージはつかみやすいでしょうか。

では、その前は?

以外とこの点については、あまり知られていないのではないかと思います。

実は、沖縄は、本州とはやや異なった独特の文化の歴史を歩んできました。

今回は、そんな沖縄の歴史について、簡単にご紹介していきたいとおもいます。

沖縄の隠れた魅力を発見できること、間違いなしです。

沖縄の歴史について

以下では、沖縄の歴史について、おおまかな時代区分を意識しながらみていきましょう。

沖縄の歴史を外観すると、おおまかに、貝塚時代(前期/後期)、グスク時代、琉球王国時代というような時代がみられます。

沖縄では、本州でみられるような、旧石器、縄文、弥生、古墳、古代、中世、近世という流れがみられないんですね。

そう、教科書で習った内容が、出てこないのです。

では、そんな沖縄の歴史がどのようなものだったのか、実際に見ていきましょう。

貝塚前期時代:約10000~2000年前

まず、貝塚前期時代というのは、本州での縄文時代早期から晩期にかけてが該当します。

実は、沖縄では旧石器時代から縄文草創期にかけての人工遺物がみつかっていないんですね。

また、沖縄における狩猟・採集の段階は、貝塚時代と呼ばれています。

珊瑚礁環境の変化に伴って生業が森から海へと変化していくことから、このように呼ばれています。

マガキやイノシシ、ジュゴンなどの動物や、シイ類などの植物が出土しており、これらを利用した生活を営んでいたと考えられています。

貝塚後期時代:約2000~800年前

続く貝塚後期時代は、本州では弥生時代にあたります。

時代に海洋資源に依存していくようになる時代です。

本州では弥生時代に突入していたころ、奄美・沖縄諸島では周辺に広がる珊瑚礁環境に特化した文化を展開するようになります。

海岸砂丘に遺跡が立地する点や、利用しなくなった竪穴の中や穿った穴に貝塚が形成されるのが特徴的です。

また、出土遺物で特徴的なのは、多様な動物種です。

貝類では南海性のものが特徴的です。

特に、シャコ貝やアマ貝、ゴホウラやイモガイなど、珊瑚礁から得られる特殊な南海性の貝が出土します。

この貝塚後期時代では、これらの南海性の貝類がキーワードになります。

経済面では、これらの貝を用いて、朝鮮半島や九州、先島諸島などと直接・間接的な交流をおこない、必要な物資を入手していました。

また、特産品であるこれらの南海産貝類を装身具素材として利用していた点も明らかになっています。

また、哺乳類では、当地にしか生息しないリュウキュウイノシシが出土します。

動物の他にも植物として、堅果類や根茎類が利用されていたといわれています。

実際に出土した植物や、植物を獲得・加工するための道具と推定されている石器の出土例から、想定されているんですね。

グスク時代:約800~400年前

本州では鎌倉時代のころ、沖縄ではグスク時代とよばれていました。

グスクとは、城塞状の政治的・宗教的施設のこと。

石灰台地の縁辺と水田稲作が可能な谷底低地に遺跡が立地するようになります。

水田稲作や穀物栽培という生業を送っていたと考えられます。

鉄製品や輸入陶磁器が特徴的な遺物になっています。

鉄器を使用しながら、輸入による陶磁器使用があったと思われます。

琉球王国時代:約400~200年前

本州では室町・江戸時代のころ、沖縄では琉球王国時代となっていました。

琉球王国は日本と中国、朝鮮半島、東南アジア諸国などをつなぐ交通の重要な拠点として活躍しました。

特に、なかでも中国との交易が大きな影響・威力を持っていたため、琉球王国には中国の様々な文化が入ってきました。

独特の言語は、その最たる例といえるでしょう。

諸国との中継地点として活躍した琉球王国の特徴を反映しているといえますね。

おわりに

みなさん、いかがでしたか?

沖縄の歴史を振り返ってみると、その隠れた魅力に気づくことができます。

本州とは異なった歴史をたどった沖縄の歴史に、もっと触れてみませんか?

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